さて、夏のスカッとした青空のもと開催された Summer Sonic 2018。Beck は1日目に大阪、2日目に東京のヘッドライナーとして出演しました。まずは大阪のレポートだ!(いつものライブレポとは違い、ただの私の日記です)
大阪の会場は舞洲スポーツアイランド。海に囲まれた埋立地です。新幹線に乗り、炒飯弁当を食べ、大阪駅で迷い、B友を待たせ、ユニバーサルシティ駅で前売りシャトルバスに乗り、やってきました人生初の Summer Sonic。連日のバカみたいな蒸し暑さはなく、爽やかないい感じの夏の暑さです。
Beck がお立ちになるのは OCEAN STAGE(上写真)。Beck 前が Chance The Rapper、その前が One On Rock、その前が Mike Shinoda of Linking Park です。私は前で見たかったので、One On Rock からじわじわ前に進出しました。わたくし、One On Rock のことは「すごい人気者らしい」くらいの認識しかなかったんだけど、ちょっとなめてた。若者のパワーってやつをなめてた。もう、もみくちゃ祭りだった。たぶん20人くらい死んでると思う。それでもファンはものすごく楽しそうでした。One On Rock は健康そうないいバンドだったな!人気なわけだ。
終わったらどさっとはけたので、クネクネしながら2列目を確保。「すごい人気者らしい」Chance The Rapper の登場です。Chance はいい顔してたなー! すごい表現者だなと思った。パワーが込められているから歌詞わかんなくても感動できる。まわりのガチなファンにシンクロしてとても楽しみました。
そして、Beck。Beck…!
最前のガチ Chance ファンがはけるかと思いきやはけず、2列目での拝顔となりましたが、10カ月ぶりという贅沢すぎる間隔で Beck を見れる幸せ! 前方にいたので後方にどのくらいの人が集まっていたか分かりませんが、多分3億人くらいはいたと思います。夕日も落ちて、夜が始まるぞ。さぁ Beck の登場ですキャーー!
Beck は黒スキニー、白ハット、青ジャケ、サンローランの赤アロハという今までにない組み合わせで登場! 私は知っている。そのアロハ、半袖だよね?
いつものように “Devils Haircut” 始まり、たたみ掛けるように2曲目で珍しく “Loser” を投入! そして “The New Pollution” の次に、大好きな “Mixed Bizness”! 最高すぎるあのイントロをすげーかっこいいアレンジ(というか焦らし?)で弾き始めるのすごいかっこいい。☝️スクリーーーム!☝️(←好きなやつ)
“Wow” の後に “Wave” 的な音を鳴らしてたので、海だからまさかの “Wave”? と思ったら普通に “Colors” だった。余談だけど、“Colors” を聴くと武道館で私の後ろにいた兄ちゃんが出だしをしっかりと一緒に歌ってたのを思い出す(発売して間もないのに)。あの後、兄ちゃんを見習って歌詞を覚えたもんさ。出だしを一緒に歌うと気持ちいいね兄ちゃん!ありがとう! ァファインジュー! ァゴー、ライ、スゥー! ヲースウィーメーエイ!!
“Think I’m in Love” は Beck がじっとして歌うので落ちついて拝めるチャンス(そして写真を撮るチャンス)。相変わらずの美脚と麗しい巻き髪。ギターを弾く美しく長い指までしっかり見える、、、 ありがたやーー!!! “Think I’m in Love” はいつもは “I Feel Love” とメドレーになるんだけど、この日はなし。ちょっと肩透かしだったぜ!
ひと息つく間もなく後半、“l’m So Free” をやってくれた! 超たのしい! 「ジャンプする曲だよ」とか言ってたので、やっぱりスタジオコーストの初演がいい思い出だったんだね。また余談だけど、アメリカのB友の Max(私の Song Reader のビデオに曲をつけてくれた人)が去年のコーストの “l’m So Free” の動画を見て、こりゃ日本で Beck を見なきゃなんねーな!ってことでサマソニとマニアを見にきたそうな。すごい楽しかったと言ってました。彼が日本のファンの熱気を体験することができて私は嬉しい。
そして “Girl” が始まった時、私はあきらめた。アコースティックはないと。開演前にアコギの音合わせをしていたので、「よし!」と思っていたが、なかったー…!残念! “Raspberry Beret” 練習用動画(再生回数1300回越え)で練習された方、すみません、またの機会!
そんでもって “E-Pro”。盛り上がるし好きなんだけどこの曲は終わりの始まりなので少し寂しい。終盤で Jason と互いのギターを弾き合う(でも顔は無表情)の楽しい。仲良しだな!
そして「ちょっと着替えてくるわ!」と言ってステージを降りる Beck。青ジャケから白ジャケにお召し替えして “Where It’s At”。新しいビジュアルかっこいいね! 歌に合わせて WHERE IT’S AT って文字映し出されるのしびれる。そういえば “Mixed Bizness” のビジュアルも新かった。ちゃんと見たいなー!
おきまりのメンバー紹介は、Dwayne(ベース)が “Good Times”、Jason(ギター)が “Miss You”、Roger Manning(キーボード)が New Order の “Blue Monday”、B-53’s(若者3人衆)が “Once In A Lifetime”、Chris(ドラム)が “In The Air Tonight” でした。“Blue Monday” 以外は前回同様です。“Blue Monday” すげぇかっこいい。Chris の音は海の向こうに飛んでくようなすごい迫力。いいバンド持ってるな Beck!
この日はちょっと「なんなのそれ?www」って感じの面白い動きが多かった気がする。指をまっすぐにしてやる手旗信号的なダンス(顔はいつもの無表情)(ダンス?)にそろそろ名前をつけたい。Beck の本日の奇行的ハイライトは、やはりジャケット脱げないプレイ(顔は無表情)でしょうか。素晴らしい映像が残っているので貼らしていただきます。素敵です。
言っておきますが、ステージで半袖になるのはかなりレアですから。二の腕はそう拝めるものじゃございませんよ(だから何?)。
そしてカウントダウンからの “Where It’s At” 再開、踊りまくって、スライドして、華麗に去っていきました。全部で15曲です。思ったより短かったなー。
<セットリスト>
- Devils Haircut
- Loser
- The New Pollution
- Mixed Bizness
- Wow
- Colors
- Think I’m In Love(short version)
- Sexx Laws
- Qué Onda Guero
- l’m So Free
- Dreams
- Girl
- Up All Night
- E-Pro
- Where It’s At
プロショットの写真は、Summer Sonic のオフィシャルにアップされています。
http://www.summersonic.com/2018live/osaka/beck-2/
曲中になんか言ったり、「Do you wanna go home?」「No〜」みたいなやり取りはあったけど、MC は少なめで、最初から最後まで止まることなく突っ走ったという印象。全身で踊って全力で歌ってくれました。あっという間にすぎた80分。叫んでたら終わってた。フェスったら儚い!
Beck はリラックスしながら全力を出すという芸当ができるんだよね。いい感じに脱力して、気張らず、小さなことは気にせず(シャツの裾がおズボンから出るのは気にするけど)、最高に楽しいショーをお届けする。そのプロフェッショナルさには毎回脱帽するけど、ステージを降りた瞬間にもう全然別のことを考えてそうなクールな感じもするんだなぁ。その飄飄さが俺たちが愛する Beck の魅力のひとつなので、不満ではないのだけれど、終演後は若干の寂しさを感じてしまう。もともとオープンな人柄ではないとは思うけど、もっとエモーショナルな Beck を見れたら、それは最高に最高なことだなぁと、帰りの新幹線で思いました。そんなこんなも色々ひっくるめて、Beck は最高です。
お次はトキオー!
お疲れ様ッス!レポとイラスト、素敵ッス。
フェスは本当に儚い。待ち時間も長い分、余計に儚い。
BECKの謎のダンス、と言うよりは ❝動き❞ も素敵でした。笑ったけど。
CoolなんだかHotなんだかよくわからないBeckの、そこがいいんだよなぁ、と改めて思った2018サマソニ。いろいろありがとうございました。
あ、せっかくお会いできたのにあんまり話せなかったですね。妙に緊張しちゃいまして…。
申し訳なかったです。
> ぴくたさん
その節はどうも〜 お疲れ様でした!
ホットなのにクールで、かっこいいのにヘンテコな男、Beck Hansen。最高です!
Beck前、Beck後と言う非常事態でしたもんね、普通の会話なんか無理っす!
こちらこそ失礼しました。また今度近いうちにお目にかかれることを願います! :)