160725ic

7/23 FUJI ROCK FESTIVAL ’16(レポート)

さてフジロックです。7月22〜24日、苗場スキー場で開催しました FUJI ROCK FESTIVAL ’16。20周年を迎えた今年、Beckは2日目グリーンステージのヘッドライナーとして登場しました。Beck の出演は、東京へ戻る新幹線の終電時間の都合上、通常よりも早い7時半からの90分間。Travis → Wilco → Beck の流れになります。おっさん3連打です。

私は韓国公演が最前列だったし、モニターも見たかったでモッシュピットの外で鑑賞しました。7時半だからまだちょっと明るいかなと思っていたけど、始まった時は真っ暗でした(自然光で碧眼を見たかったのだが)。暗くなるにつれモッシュピットの中はむぎゅむぎゅになっていき、Wilco の時はまだ少し余裕のあった私の後方も、隙間なく人が詰まってくる…。やっぱみんな見たいよね Beck! 待ってたよね Beck!

Beck はライダースと黒のドットシャツで登場! “Devils Haircut” が始まった時の歓声のすごいこと。イマイマーーー!のすごいこと。最近のセットリストを知らない人(ほとんどだろう)にしてみれば、このグレイテストヒッツの連投は、まさに WOW の連続だったと思います。23年前の曲から去年リリースした曲まで、いろんな年代の曲が詰まってるわけだけど、それらをこれだけの人が知ってたり盛り上がれたりするわけだから、改めて Beck すげーなと思ったり。

ライブはもちろん素晴らしかったし、Beck もご機嫌でした! 韓国でもご機嫌だったけど、この大観衆のパワーが Beck をのらせたと言っても過言ではないと思う。Beck は饒舌で、「アリガト」「アイシテマス」と日本語で言ったり(ラブリー)、ダンスもノリノリでした。いい顔してたよ!

セットリストはほぼ予想通りで21曲。数々のフェスを渡り歩いて育てた究極のセットリストです。

  • Devils Haircut
  • Black Tambourine
  • Loser
  • The New Pollution
  • Qué Onda Guero
  • Mixed Bizness
  • Hell Yes
  • Soul Of A Man
  • Think I’m In Love
  • Go It Alone
  • Lost Cause
  • Heart Is A Drum
  • Paper Tiger
  • Blue Moon
  • Everybody’s Gotta Learn Sometime
  • Dreams
  • Girl
  • Sext Laws
  • E-Pro
  • Debra
  • Where It’s At
  •  Good Times – China Girl – Pocket Calculator – 1999 –
  •  One Foot In The Grave – バナナ・ソロ

 
韓国でプレイした “Everybody’s Gotta〜” と “Debra” もやっぱりやりました。 “Everybody’s Gotta〜” は2005年のフジでもやったけど、今の伸びやかな声で、しかも外で聴くのは格別よ…!

アンコールのお召し替えは、上下白のスペシャルバーションでした。ウケるし、かっこよすぎる。シャツも黒ドットから白ドットへ変身です。…いつも思うけど、ステージの裏で汗だくのスキニーを頑張って脱いだり、焦って着替えたりしてる Beck(マリッサが手伝ったり)を想像すると微笑ましすぎてウケる。

160725a(via fujirockexpress.net

そしてメンバー紹介はいつもどおり Chic、Bowie、Kraftwerk、Prince のカバーを少しずつ。韓国公演は年齢層が割と若かったせいか、Bowie も Prince もリアクションは普通だったけど、やっぱフジのお客さんは反応良いですね。もっとちゃんと歌ってくれれば最高なんだけど。自分紹介では短かったけど “One Foot〜” をプレイ!(わーい) ついでにバナナ・ソロもやりましたが、会場は「?」だったね☆

写真は今のところ、fujirockexpress.netspice.eplus.jp を発見。
上2つの写真は fujirockexpress.net から(勝手に)拝借した森リョータさん撮影のお写真です。素敵です。

* * *

Wilco なんかは演奏でぐいぐい引き込ませるけど、Beck はその存在感で見る人を惹きつける。特に今の Beck にはキラキラしたオーラがあって、ラブリーで、どこを取っても愛すべきスター。そんな人がこれらの素晴らしい曲の作り手ななんだからもう最強です。
終電を気にするヘッドライナーとして散々いじられましたが、このステージを見れば、彼のスペシャルっぷりが分かったのでは。

前回の来日は爺さんみたいだった Beck。多くの人がその記憶をアップデートできたかと思うと、良い来日だったなぁと思ったり。さて、次はいつ、どんな Beck を見れることやら。

ちなみに無事に新幹線に乗って帰ったそうですよ(目撃談多々あり)

13735840_299216363760585_225195420_n

7/21 ソウル公演(レポート)

さて、まずはソウル公演について。(ちなみに、このレポートは帰りの空港&飛行機でしたためたものです。つまりフジロックを観る前)

* * *

行ってきましたソウル! 本当に行ってよかった!
ソウルオリンピックが開催されたオリンピックパークにある、その名もオリンピックホールというわりと小ぶりな会場で行われました。1回がスタンディングで、上が席。初来韓ということもあってか、会場の壁面にはどでかい横断幕(?)が掲げられ、記念写真が撮れるフォトブースなどもあり、アイドルのコンサートかよという様子でした。

160724a

私はなぜかものすごく早く会場にきてしまい、スタッフがふらふらしている会場入口をぼけーと眺めながら風に吹かれることに。
しばらくすると、…ん? 白人の少年がいる…、いや、待て、あの足のでかさ、腰の細さ、てかあの顔は、BBBBeck じゃんかよ…!
そう、Beck が会場前をふらふらしてたんです! 神の御導きです。恐るべきB運を朝鮮半島でも発揮する私。Beck は眩しい白の半袖(!)Tシャツと黒のスキニー、グレーのスニーカー、そして謎のお子様帽子というラフな出で立ちで、自分の横断幕を撮影したり、フォトブースで写真を撮ってもらったりと楽しそうでした。(私は持ち場を離れず遠くから見てただけ)

160724b(Via @HyundaiCard

Beck が去ったあとしばらくしてリハーサルが始まり、プレイするであろう曲がもれ聞こえてきたり…。さっきそこらへんを歩いてた人の歌声が聴こえる木陰で、ひとり贅沢なひと時を過ごしました。風にのる Lost Cause… Baby you’re a lost…

会場入りはスムーズでした。番号順に並んだ客をスタッフが会場内の前方まで誘導したので、日本でありがちな最前強奪戦ダッシュにはならずなめらかでした。チケットの購入もキャンセル可能だし、全体的にいいシステムだなぁと思った。スマートだぜ韓国。鬼番号を持っていた私は抜かりなく最前中央やや右をゲット。うぉん、高まる〜

ライブは1時間半くらいのセットでしたが、とっても楽しかったし、感動的でした。終わって欲しくなかった…! やっぱ動画で見るのと全然違うね! あったりまえだけど。
(少なくとも前方の)お客の Beck 愛が半端なかった(無論私も含む)。もう Beck が何をするにもオールオッケーなウェルカム感。男も女も、Beck がちょっと近づいたり変な動きするだけで、感動そして歓喜の歓声ですよ。伝説の霊獣が目の前で大好きな曲を歌って、変なダンスをして、ギター弾いてるんですからそりゃそうです。私もあんな活きのいい Beck を見たのは初めてだったので嬉しい嬉しい! Beck は足元のカンペを見ながらの「ア ニョ ハ セ ヨ…」と言ってました。かわいいったらもう。練習したんだね…!

アゲ → 渋 → 泣 → 再アゲ → 激アゲ の構成もメリハリがあってすごくよかった(知ってたけど)。でも [再アゲ] が始まるとあと何曲かが確定しちゃうのでちょっと切なくもある。
[泣] ではアコギで5曲もやって俺得でした。“Everybody’s Gotta Learn Sometime” を聴けたの嬉しかったし、すごくよかったー。声も伸びやかでうっとりです。エターナルサンシャインが最近韓国で再上映されたらしく、ちょっと話題だったんだよね。サービスいいね!
“Dreams” と “Blue Moon” を Beck は外して歌うので、シンガロンしづらいったらない! Beck に引っ張られてみんな音痴なシンガロン。でも大好きだから構わず歌うオレたち。欲を言えば “One Foot〜” をやってほしかったなー
単独公演にしては短いセットだったけど、楽しい、聴かせる、素晴らしいライブですた。この時期の Beck を見逃さなくてよかった!
(セットリストは前投稿をご覧ください)

以下は littlepinkstarz さんの写真とビデオです。Thanks!
 icon-arrow-right http://littlepinkstars.net

160724cストライプのシャツ+ジャケットで登場。あぁん、ライダースが見たかった〜!

160724dアンコールは白のハット+ジャケにピンクのドットシャツ! このかわいいシャツもSaint Laurent SS16 の品。

 感涙だよ…! 映像は上記のリンクにあと3曲あります。

“Debra” の映像です。謎のポーズ、なにコレw。コレ以外にもなにソレw的な謎ダンスを多々ご披露してました。

#땡땡이#핑크#셔츠 입고 재등장! #beck #벡 #잔망 #귀요미 #내한 #올림픽홀

A video posted by 人poqou (@saddeningbore) on

 
* * *

ライブ後、普通に外にいたジェイソンをゲット。ジェイソンは超ハンサムでフレンドリー! ドウェインも来て、ナイスガイでした。(your beat is so nice とか Beck の歌詞の複合みたいなことしか言えなかったけど)

Beck も現れ、待ってたファンの群れに寄ってきてくれて、和かに終始笑顔で対応してました。やさしいなぁホントに…! 私は言葉が出なくて何も話せなかったけど、Beck は宙に浮いてた私の手をそっと握って下さいました。恩寵か…(そして通りすぎた。精霊か…)

Beck はライブ前もライブ中もライブ後も、ふわっとした光を放ってるように見えました(エルフか)。それがすごく素敵でかっこよかった…! 表情も良くて、充実してるんだなぁと思った(勝手な見解だけど)。それはファンにとっても非常に喜ばしいことだし、これが末永く続けばよいなと、帰りの地下鉄の駅でしみじみ思ったり。

韓国公演はチケットのシステムにしろ、お客の質にしろ色々オススメです。近いし時差もないし言葉も英語圏より何とかなる率が高い。また来るよんって言ってたんで、その時のために貯金しとくと大吉です。

最後に空港で捕獲された Beck ファミリーのスナップをどうぞ。マリッサを探せ!
(父ちゃんだけ冬か)

160724e(via @HyundaiCard

 
※一番上の写真は @song_115 さんより

160720ic

最近のニュースまとめ

秋のツアーが追加されました

9月の予定は下記!
 9月15日 – New Orleans, LA
 9月17日 – Atlanta, GA – Music Midtown Festival
 9月19日 – Charlottesville, VA
 9月20日 – Columbus, OH
 9月22日 – Bloomington, IN
 9月23日 – St Louis, MO
 9月24日 – Franklin, TN – Pilgrimage Festival

Eurockéenne の映像

7月2日に行われた Eurockéennes 2016 の約20分の映像が見れます。ツアー終盤なのでいつもより動きが少ないかな。
 icon-arrow-right Beck aux Eurockéennes

Beck のドキュメンタリーが放送

日本の音楽チャンネル<ミュージック・エア>で、[パーマネント・ミューテーションズ]という Beck のドキュメンタリーが放送されました。これは「Midnite Vultures」の後にドイツで放送されたドキュメンタリーで、レコーディング風景と、Beck や関係者のインタビューなどで構成されています。トム・ロスロックやロス・ハリス、Beck ママ、ナイジェル、ロジャマニや JMJ なども出てきて適当なことを言っています(みんな若い!)。とっちらかってましたがなかなか良い番組でした。再放送もまだ数回あります。スカパーとかに入ってればみれます。
 icon-arrow-right ベック:パーマネント・ミューテーションズ
 
—-

上は Beck のインスタより。ソウル入りしてます。時差なし圏内におられます!

私もこれから Beck 2往復の旅に出かけます。速報はできないかもしれません。同じく旅に出かける方、どうかお気をつけて、Beck のご加護がありますように!(?)
キャハー!

160717ic

Beck観賞ガイド(フジロック版)

とうとう週末はフジロック・フェスティバル。オレたちのBeckが苗場にやってきます!
予習に勤しんでる方や、楽しみな気持ちを持て余してうろうろしている方のために、ここらでちょいと最近の Beck のライブの傾向と対策をまとめておきたいと思います。いやなに、単に私が落ち着かないだけです!

バンドメンバーは?

変更がなければ(ないと思います)下記です。アフロのあいつ(JMJ)はきません。Jellyfish のお二人をじっくり堪能した方はステージ左側へ!

ベース: Dwayne Moore (今季からの新メンバー。Pharrellのライブバンドなど)
ドラムス: Joey Waronker(Bの旧友でありAtoms for Peace、Ultraistのメンバー)
ギター: Jason Falkner(Bの旧友であり元Jellyfish)
キーボード: Roger Joseph Manning Jr.(上の同じ!)

ステージの内容は?

いまだに「 Beck は腰が悪いらしい」説をちらほら見かけますが、そんなのは昔の話です。ここ近年の Beck はとっても元気です。Guero や Information ツアーで見せた、パペットやダンサーなどのお楽しみ小細工はありませんが、エネルギッシュで楽しいステージを見せてくれることでしょう。バンドも手だれが揃っています。Modern Guilt ツアーでしか見たことない方は、違う人かと見紛うほどよく動き、踊り、しゃべります。最新アルバムはしっとり系の「Morning Phase」ですが、全然しっとりしてませんから! なので大人な渋いライブを見たかった人は残念!(フェスでそれはないか)

気になるセットリストは?

フジロックでの Beck の持ち時間は1時間半なので、20曲前後だと思われます。最近のセットリストはほぼ定着しているし、小ネタも安定しているので日本でもあまり変えてこないでしょう。最近の傾向からかんがみると予想はずばりコレ。
(☆…まあやるでしょう ★…絶対やるはず)

  • Devils Haircut ★
  •  …デビルスヘヤカット イマイマイ〜ン!は要シンガロンです
  • Black Tambourine ☆
  • Loser ★
  •  …アムルザーベイベ〜 ワイドンチュキルミ〜 はもちろん要シンガロンです
  • Hell Yes ☆
  •  …ピコピコバージョンです
  • Mixed Business ☆
  • Qué Onda Guero ☆
  • The New Pollution ☆
  • Think I’m In Love ☆
  •  …I Feel Loveとメドレーになるかも
  • Go It Alone ☆
  • Soul Of A Man
  • Paper Tiger
  •  …ここらへんは聴かせますよ!
  • Lost Cause
  •  …アコギに持ち替えてしっとりタイムです
  • Heart Is A Drum
  • Blue Moon ☆
  •  …ちょっとアレンジ変えて歌うと思います
  • Say Goodbye
  • Dreams ☆
  •  …Beck はたぶん音を外して歌うのでずっこけないように。オーオオオオ〜オー
  • Girl ☆
  •  …Beck ダンスのお時間です
  • Sexx Laws ☆
  •  …ベースがすごいです
  • E-Pro ★
  •  …ナ〜ナ ナナナナナ〜の準備はいいかい?
  • Where It’s At ★
  •  …途中メンバー紹介というカラオケ大会があり、長いです。“Good Times”、“China Girl”、“Pocket Calculator”、“1999” など、中年オレ得な曲をメドレーしますが、ノリで楽しめます。最後の Beck の自己紹介では、バナナ・ソロ(バナナのマラカス)かハーモニカをプレイします。ハーモニカだと“One Foot In The Grave”が聴け、盛り上がりますが、バナナではお茶目っぷりを一瞬味わえます。紹介が終わると、Beck によるカウントダウン(←ちゃんと合うかハラハラする)から “Where It’s At” が再開、大団円です。

 
見ての通りのグレイテスト・ヒッツの応酬です。少なくとも冒頭と終盤はガチだと思います。Beck を途中で抜けて Kula Shaker を見に行こうと企んでる方は、Beck のおいしいところを見逃すことになります。“Where It’s At” の大団円でジャンプしなくてどうするよ…!

Youtube でプレイリストを作ったんでよろしければどうぞ。


 

やらない曲、やるかもしれない曲

新曲の “Wow” はやらないと思うのであきらめたほうが吉。ケミカルなどのコラボ曲もやりません。新曲もやらないのが普通。今年前半でたまにやってたプリンスの “Raspberry Beret” はどうかなー… やったら嬉しいなー。「Morning Phase」からは “Blue Moon” プラス1〜2曲だと思います。

上記の予想以外では “Jack-Ass”、“Wave”、“Blackbird Chain”、“Sissyneck”、“Modern Guilt” などもやる可能性があります。また、日本に来る前に韓国公演があります。ヒュンダイの国で、しかもヒュンダイ主催の公演なので、“Debra” をやる可能性があります(♪Lady, step inside my Hyundai〜です)。そしたら日本でも “Debra” をやるかも。

“Sissyneck” をやるなら、“Billie Jean(Michael Jacksonカバー)” とメドレーになるかもしれません。 “Billie Jean” ではサビを客にも歌わせます(自分の声がでないから)。サビの歌詞を覚えておくと安心です。「but the kid is not my son〜」だけでも可。

  • Billie Jean is not my lover
    She’s just a girl who claims that I am the one
    But the kid is not my son
    She says I am the one, but the kid is not my son

その他のポイント

おファッションも気になる Beck さんですが、近年はずっと全身 Saint Laurent です。バンドの皆さんもだいたいそうです。夏でも長袖はもちろん、ハットにレザージャケットを羽織ってステージに立つ Beck ですが、日本の湿気に耐えれるか見ものです。ちなみに2005年は半袖Tシャツに Miu Miu のミリタリージャケットでした。2005年のフジでもインタビューをこっそり貼っておきます。髪は湿気にやられてるが、やっぱ若いー!

 

…と、僭越ながらも色々書きましたが、もちろんあくまで参考な上に無駄な情報なので、3つ数えたら忘れてください。全然変えてくるかもしれないし。

2005年、私はモッシュピットの柵のすぐ外で見ました。“Devils Haircut” でイマイマー!するオーディエンスのものすごいパワーを覚えています。今回も Beck が思わず笑顔になるような熱いパワーでお迎えできれば、きっと最高のステージを見せてくれることでしょう。“Wow” と言わそうぜ…! ヒャー