Pitchforkのインタビュー、がんばってなんとなくところどころは分かったのだが、やはり込み入った話になるとよく分からない…。分かってもここに書けるほどの確信はない。
でも書いとかなきゃ忘れちゃうので、分かったところでちょっと気になった部分の適当意訳を書いとくね。残念ながら肝心な部分はごっそり割愛! \ 補足・校正歓迎! /
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●Beckはなんだかヨーダっぽかった(Pitchfork談)
●「自分は誰よりも自分のソングライティングに批判的だ。でもよくするためにここ10年すごくがんばった。」
●(復刻したいアルバムはあるか?の質問にたいして)「Midnite Vulturesはアウトテイクが25曲あったけど、旧OSで作ったので、今のシステムじゃ聴けず、専門家の手をかりてやっと再生できたんだけど、多くのアウトテイクは日の目を見なくてよかったと思う。」
●(Pitchforkが「実はVulturesがお気に入りですよ」と言ったことに対して)「ほんと?今まで誰からもそんなこと聞いたことないよ。」
→stewooで「みんなVulturesはスゲーってBeckに言ってるのに、
Beckはいつもこんなふうに驚いて、そして忘れる。
誰もBeckにVulturesが好きだと信じさせることができない。」と言ってる。
確かに「Vultures=理解されず不評だったアルバム」って
深くインプットされちゃってるのかもね。誰だVulturesの悪口言ったやつは!
●(アーティストをプロデュースすることに対して)「アーティストがアーティストをプロデュースするときは、プロデューサーがアーティストを自分の型にはめる傾向があるけど、僕はアーティストの話を聞きたい。僕の話は聞きたくない。」
●「メールは返さない。電話する。ずっと前に30ドルで買った携帯をずっと使ってる。」
→iPhoneユーザーな気がしていたが…。
●「10年前(2001年)までコンピューターを持っていなかった。スタジオに1台あるけどそこ以外では見たくない。しかも2002年までタイプライターを使ってたし。」
→スタジオのあるのはいつも使ってるMacBook Proのことだろうか。
グラフィックのアート作品はどうしてるのだろう? ちょっと疑問。
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Pitchforkの質問のなかで未来に関することは、「レーベルの契約から抜けた今、どうやって新しい楽曲をリリースして行くつもりですか? 」だけだった気がする。大天使Tさんがその部分を訳してくれました。とはいえ大天使Tさんも英語マスターというわけではないので、参考程度に読んで頂けると私もTさんも安眠できます。ありがとうTさん! ギュッ!
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Pitchfork 「レーベルの契約から抜けた今、どうやって新しい楽曲をリリースして行くつもりですか?」
Beck 「僕は自分のレーベルで約7年間活動して来た。そのレーベルは3つの異なる名称を経ていて、そこでリリースしたいものがたくさんある。でも、おそらくそれらは限られたものになるだろうね。もっと広範囲でのリリースや正式なアルバムにそのレーベルを使うかどうかは分からないな。でもその一方で、とにかくアルバムを出すという課題に辿り着く。僕は、「僕は何をしようとしてるんだ? 世界の人々は(僕の)新しいアルバムを必要としてるのか? 必要不可欠なのか?」というディベートにかなりの時間を費やした。結局のところ、何かを出す(発売する)までそれは分からないんだけど、僕は、例えそれが必需品じゃなくても、天啓じゃなくても、不可欠なものじゃなくても、仕事のために仕事をしているアーティストたちや映画制作者たちに触発される —— そういったものは、他の何かに向かう推進力になる。」
「僕は、僕自身の音楽で、馴染みのあるものや僕にとって容易であろうことから抜け出そうとしてるんだ。スタイルを変えるのはとても簡単だよ —— 僕はスタイルを変え始めて、その後、長年に渡って変えることを避けていた。リリースするまで、それが何であるかまったく分からず、(リリース後に)ファンや評論家がそれが何であるかを教えてくれるんだ、こんな感じに “こんなもん? オレたぶんもう聴かないわ。ペッ! ” 」(笑)
(※最後の “Oh, is that what this is? Guess I’m not going to do that again. Fuck.”は、ファンや評論家の言葉として訳したけど、もしかしたらBeckの言葉なのかもしれない。ムズカシイデス…)
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…Beckは自分の作品に対してすごくシビアだよね。謙虚というか過小評価というか…。やめてしまったリリースや、ふるい落とされてしまった数多くの曲を思うと、餓えに苦しむ市民(ファン)としては暴動をおこしたくなります。レーベルと契約をしていない状態ってのは、アーティストにとっては自由かもしれないけど、ファンはアルバムを聴ける保証がなくなっちゃうからちょっと心配。こういう状態が続くと余計に不安よ。Beckは一人だから解散もないし、音楽しなくなるってもの考えづらいし、死にそうな危なっかしさも目に見えてはないからまだマシだけどさ。
もうただひたすら、お待ちするのみ。グムム…
何度も言うけど、分かりやすいところしか抜粋してません。海外のファンは「いいインタビューだ!」とみんな喜んでるので、interestingなことを沢山しゃべってるのでしょうね。
フーン
そっか、Vluturesは本人的にはそんな認識なんだ。
だけど、リイシューってのはリスナーにとっては聴くきっかけになるし、なるほどこういうタネが仕込んであったんだねーなんて再発見がたくさんあるので好き嫌いに関わらずリリースはしてほしいものなんですけどね。
まだ書きたいことがありますのでまた後ほど書きます。
さて、アーティストにとって一番大事なことというのはやはり作品を
作り(発表し)続けることだと思います。
ある人は作品を必ず生み出さなくては済まない糞みたいなものだと
表現し、芥川龍之介氏も何かの随筆で芸術家はとにかく作品を作らな
くちゃだめだということをかいておられます。
しかしその難しさはよく分かります。自分も絵を描いたり等の作品を
作ることをしておりましたが、決して多作とは言えない状態でした。
しかし、一旦製作に入ると徹夜をしてでも完成させるというモードに
入り、作品は無事完成するのですが、昼とか夜とかが関係なくなるの
で日常生活には結構支障をきたしたりしておりました。
関係ない個人的な創作の話を持ち出しましたが、また、
Bek氏が自分と同じ次元にいるとは全然思いませんが、
やはり創作を自分でコントロールするのって
すごーーーーーく難しいと思います。
なぜってやはり全てのものは締め切りがあるのであって、コレがない
と作品というのはいつまでたっても手直ししたくなるものだろうし。
完成っていうのは端的にいうと、”外的要因による制作を打ち切り”
なのではないだろうか!?
まあ、書いてみると分かりきったことばかりですが…
我々はベック本人からアウトプットされるものを心底待っています!
ツアーなんてやんなくったって作品は発表し続けてほしいですね。
「みんなこんなものが聴きたいか?」なんて思わずに醜態(?であれ
なんであれ)をさらしていただきたいものです。
●manさん
作品の完成の頃合いは、人にもよるだろうし、その時々でも違うと思いますが、
Beckは完璧主義者だと思うので、特に自由の身となった今は、
少しでも疑問があったり、どうでもよくなっちゃってたりするものは
完成しててもリリースしないんでしょうね。
むしろそれこそ我らがBeck Hansenだと思うので、ただまじりと待つしかあるめぇなぁ。
せめてレコクラ再開しないかなー…
ヨーダもBeckも大好きなので、何だか嬉しいです!!
次のアルバム、本当に待ち遠しい。
●rieさん
私はヨボヨボのヨーダが好きです。
ヨボヨボヨーダ可愛いです。
しかし、いざとなったらヨボヨボからのものすごいライトセーバーさばき!!
そのお姿を見たときは震えました^^!!
確かに、音楽をしている時のBeckと重なる部分もあるかも…☆
●rieさん
ダゴバでR2-D2を杖でたたいてるヨーダが好きです。