The Australian のインタビュー


 
オーストラリアの新聞社のサイト The Australian で、Beck のインタビューが掲載されてました。(写真はそれとは関係なく、先週 Neil Young を見に Hollywood Bowl に来たところを女人に捕獲された Beck ちゃん)

>> Beck is playing his new album by the book

上記リンク先に行くと、「 Login してちょ」って出るんだけど、私が最初に見たときはログインしてなくても読めたんですよね。。 謎。タイトルでGoogle経由で行くと、人によっては見れたりするかも。
抜粋を得意の適当意訳で載っけときます。誤訳御免! アハーン

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  • ( Song Reader について)「みんな自由に独自の曲を作れるんだ。ばらしたりコードを変えたりしてね。自分たちがしたいように改造するんだ。楽譜はただの骨格にすぎない。僕はみんなに楽譜を解釈して、録音して、より良いものを作ってほしいと思う。」
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  • 「( Song Reader の曲の)最初の解釈を公に披露する機会があるなら、出版社のMcSweeney’s はそれを喜ぶだろう」と彼は付け加えるが、「おそらく、僕はオーストラリアで Song Reader からいくつかプレイするよ」と言った。
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  • 楽譜アルバムというアイデアは Odelay の頃から Beck の頭にあった。
    「ちょうど Odelay をリリースしようとしていた時、出版社が音楽店で売るピアノ編曲の楽譜本を送ってきた時に、それを思いついたんだ。僕は、多分アルバムより歌集のための曲をたくさん書いた方がいいアイデアだと思ったんだ。そしてその8年後(2002年?)、僕は Bing Crosby に関する本を読んでいて、1930年代のある1曲が、楽譜として5400万部を売ったほどすごく人気だったと知った。僕は楽譜を演奏するというこのホームメイドな音楽が、文化的にどれくらい人気があって、どれくらい普及しているのかについて考えていた。それで僕はMcSweeney’sに電話して、僕らはこの本に取り組みだしたんだ。僕は長い間それを脇に置き続けた結果、それを拾い返さなければならず、そして怖じ気づいてしまった。」
    「人々に曲を覚えるように頼むのは大それたことだ。人々に曲を提供することは、覚える時間をとらせなきゃならないし、とても厚かましい。でも時がたつにつれて、音楽との我々との関係、その人道的観点、そして曲についてもっと考えるようになった。アイデアを伝える手段である曲についてね。」
    (※この一文は特にうまく訳せてないかも。すんません)
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  • 「子供の頃、レコードの時代に育ったなら、レコードを買ってそれを開封したよね。帰りのバスに乗って、アートワークを眺めて、歌詞や写真を見た。パッケージにあるどんな情報でも読み取って、どんな音楽なのかを感じ取っていたはずだ。やっとその音楽を聴いた時、それは僕にとってとても高揚する体験だった。みんなその感覚を求めている。」
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  • 昨今の技術的前進は、体験が不足した音楽を作ると、彼は思っています。
    「僕が子供の時に持っていた感覚、バスでレコードショップに行って、何のアルバムを買うか2時間以上自分を拷問した。それは本当にギャンブルだった。音楽に加えられるすべての儀式がそこにはあった。音楽をゲットした時、集中してその小さなことまですべてを吸収したもんさ。明らかに、その感覚はどっかにいってしまった。」
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  • (オーストラリア公演について)「僕らはこれまで聴かれたことがないいくつかの新曲をやるよ。折り合いをつけるよ、オーストラリアには長らく来てなかったからね。戻るのが待ち切れないよ。」
    (※前回のオーストラリア公演は2007年のV Festival。風邪ひいて死にかけていたらしい)
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    ——

    つかれたよ! 
    このインタビューは新聞社の文章なだけあって、マシン翻訳でもなんとなく理解できましたよ。

    オーストラリアで、Song Reader からの曲と、他の新曲をやるってね! わーい
    Harvest Festival はウェブキャストはやらないのかしら。
    いろいろ楽しみが近づいてきた!

    (追記)
    Beckが言ってるいわゆる“音楽経験”を見事に表現しているお絵描きはこちら!
    http://mimachigai.exblog.jp/18576562/
    …いい!
     
     
     

    4 Comments

    1. なるほど、Song Readerのコンセプトについてよく理解できました。

      とっぴで物珍しいアイデアというよりはクラシックで古き良き音楽への接し方を目指して作られたのかもしれませんね。

      そういえば、1960年代のニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジを中心としたフォーク・シーンでは楽譜で音楽を紹介するという手法がよくあったようですね。ボブ・ディランも初期にそういったものをたくさん手がけているようだし、ますます興味深くなってきました。

    2. ●manさん
      そうですね。それと、レコクラやインフォのジャケットのコンセプトでもあった「お題を提示→みんなが自由に発想→どんなことが起こるのか ワクワク」というBeckのクリエイティブ的好奇心が、今度は究極の形でリリースされた ってことでもあると思いました。「楽譜だとダウンロードできないだろ?」っていう皮肉というよりは、むしろ音楽的体験の素晴らしさを今のダウンロード世代にも啓蒙したいという、御大のあふれる音楽愛からきているものかと。どういうことが起こるのか、私も楽しみです。

    3. うん、そうですね。
      Beckのレコードをドキドキしながら買う体験のくだりは、ふかーく頷きながら読んでいました。

      現代の貧弱な音楽体験をどうにかして豊かなものにできるかを考えてくれているような気がします。

      突っ伏して感謝(けど、新録もまっとるよ!)。

    4. ●manさん
      大好きな音楽が軽くポイ捨てされてることへの抵抗なのかもですね。
      「ですが新録も聴きたいよ!」というファンの気持ちもよく分かっていると思うので、突っ伏して待ちましょうかね。

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