さて Harvest Festival 最終日、ブリスベン公演です。
あんなミラクルの後だったので、ホテルにチェックインしても落ち着かず、早々に会場入りしてみた。ブリスベンは雨が上がったばかりでお日様も出て、風も気持ちいし、街並みもキレイ! ルンルンで会場に向かうよ。
Beck まで2時間くらいあったんだけど、Beck 前の Betrout がキャンセルだったので、DARK DARK DARK というバンドがそのポッカリあいた時間を借りてプレイしてました。最前には何人かいたけど、お客はまばら、ビールの空き缶が風でカラカラしてた。
私はがっつり最前をキープ。シドニーよりステージに近いし、ワクワクしながらDARK DARK DARK の演奏を聴いていたら、演奏中に PA が出てきて「レディース エン ジェントルマン、オレは PA だ。まもなく嵐がやってくる。ここはデンジャラスだからお前ら全員あっちとあっちにあるエマージェンシー出口から出ていけゴラ」と(って言ってる風に感じ取った)。その頃はもう人がけっこう集まっていたので、みんなで「no way~」って言ってたら、突然 \ドッカーーーン☆/ と雷が近くに落ちる! 次の瞬間ボタボタボタボタと雨が降り出し、お客はみんな蜂の巣つっつき状態で悲鳴をあげながらダッシュでエマージェンシー出口へ。でも私を含む最前の人たちは離れがたく、セキュリティに詰め寄ってたんだけど、雷雨がはげしくなったので、落ちてたカッパを拾い(日本から雨具を持ってきてたのに…!)無念のうちに近くの工事中の建物に避難。避難民はみなさんハイテンションなご様子。こんなとき一人だと孤独だし妖しいよね。
30分くらいして徐々に明るくなり始めたので、最前を征したい強者どもはぼちぼちとエマージェンシー出口に戻り、門が開くのを待ってみる。門の向こうは坂(100mくらい)ですよ。ゲートインしたお馬のように鼻息荒くジリジリと待つ強者ども(うそ、そこまでではない。基本的にみんなゆるい)。退散から推定40分くらいして門が開き、各馬一斉にスタート! …まあ、私は転んでも悲しいので、ほどほどにダッシュしましたが、前から4列目ぐらいのど真ん中をキープしました(でもでかい、みんなでかいよ…!)。
そんな Soエキサイティング状態で始まりました Beck のステージ。セットリストはほとんど昨日と変わんないけど(時間押したから1〜2曲少なかった)、昨日にくらべ Beck がパワフル! しょっちゅう歌いしゃべり(歌うようにしゃべることね)してたし、シャウトしてたし、ギターソロも長いし(超かっけー☆)、私が今までに見た中じゃ一番パワフルだったかも。
でも(私の場所だけかもしれないけど)音がイマイチで、Beck の声がうまく聴こえない音域があり、かつ、Beck も確信犯的に空気読まないので、「歌いしゃべり」なの?「しゃべり」なの?「歌」なの? と、フリーダムすぎてよくわからない部分がちょっとあった。となりの兄さんも「あ?」とか疑問出ししてたし。そんなところもちょっと印象に残ったけど、全体的にはラストを飾るにはふさわしいパワフルで楽しいショーだったよ! Beck が激しく動いてるのを観るのは楽しい(てかおもろい)。あんなのっそり兄さんがちんまりした体を素早く動かしてて、叫んでる…! 超あがるわ…! Hotwax もおかずが多くて楽しかった。Qué Onda Guero もパワフルだった。声を張り上げる Beck!そのあとの One Foot も超かっこいい。でも曲の終わりが雑な曲が多かったぞ! まぁいっか!
以下、おもしろどころを箇条書き。
・One Foot の最後で、お客に自分のマネをさせて「ふう〜ぅ」と叫ばせてたんだけど、最後に「ふう〜ぅうぅうぅあうおぇうぁぐぁうぅ」と変な声出して、お客もマネする。
・Devils で、スモーキーと JMJ が Beck の所によってくるパートがあるじゃないですか、そこで Beck がエフェクタ押せなくてもたついてたら、スモーキーがいぶかしげに Beck の足元と顔を見比べる。無視して歌う Beck。
・Where It’s At では最初のシャウトで、バカ殿みたいな変な声でアヘアヘ言ってた。
・あと、両手広げてにょろにょろダンスしてた。波? 波なの?
・ハットを上に持ち上げて90度にキュって回して、かぶって、また取って最初の状態にかぶり直すという細かい変なコトもしてた。(分かりずらい)
とまあ、そんな感じ。フリーダムでちょっとファニーな Beck ちゃんでした。
後ろの様子はよくわからないんだけど(振り向けば外人の壁)、シンガロングの声が響いてたし、Beck が嬉しそうに見上げてたんで(すり鉢状のステージだった)、きっと盛り上がっていたと思います。
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Black Tambourine
Modern Guilt
Think I’m In Love
Girl
Strange Apparition
The Golden Age
Lost Cause
???(impromptu?)
Soldier Jane(with zitherist)
Hotwax (and Guiter solo)
Qué Onda Guero
One Foot in the Grave
Devils Haircut
Loser(with zitherist)
Gamma Ray
Where It’s At
E-Pro
楽しかったなー。アクシデントはあったけど、両日とも満足なライブでした。Beck も楽しかったのではと思う。最後感謝の意を述べてました。シドニーの単独公演も見たかったな。今度はいつ会える(観れるの間違い)のかしら…。
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…ということを帰りの飛行機の中で書いています(投稿は帰国後だろうけど)。
私の席は修学旅行であろう女子キッズに囲まれてますが、幸い隣は空席です。横になって寝てやる!
思い切って来た甲斐がありました。満ち足りました。満ち足りました。
オーストラリアはなんだか気楽にこれる雰囲気がある。時差ほぼないし、とくにブリスベンは街並みもキレイで、私が会ったお店の人たちはみんなナチュラルに優しかった。飛行機で子どもが泣いててもまわりの人たちは笑顔&ジョークで見守っていた。気さくなトラベラーと親切な住人の気持ちのいいやりとりを何度も見た。風も気持ちよかった。曇りでも日に焼けた。シドニーで乗ったフェリーも気持ちよかった。若者は陽気だった。Beckはスイートでホットだった。…来豪、くせになりそう!
いや〜ホント濃い旅だったね!
異国の地でBeckに遭遇する確率って…!と改めて想うよね。何者だよhamさん!ズルイヨー
しかしながらhamさんのフットワークの軽さに今回すごく刺激受けたよ。人生で冒険できる回数なんてそんなに無い気がするもんね。アタシも機会があったら海外フェスやらライブなぞ行ってみたくなったよ!
hamさんのツイート、ブログ、写真でこっちまでドキドキ楽しかったよ!サンキュー!
ホントお疲れ様でした!
●コサメさん
こんな旅になるとは…! 偶然会うなんて微塵も妄想してなかったわ。
やっぱ欲のない行動が福を呼ぶんだなと思ったよ。
オーストラリアは1度行ったことがあって、時差もないし、治安的にも恐くなかったので、海外進出の第一歩として、オーストラリアに遠征するのはありだなって思ってたんだよね。私もBeckもいつ死ぬか分かんないし、行かない理由がないなら行っとこうと思ってさー。もう、超行ってよかった! ライブも楽しかった! すごすぎ!
みんなも楽しんでくれて、それもまた嬉しかった。ありがとー!
ホント、良かったね!! 頑張ったご褒美に違いない! 私は自力で会ってばかりで偶然遭遇したことないんだよね、同じ飛行機とか凄いな〜!
ほんの数日で大金吹っ飛ぶけど、プライスレスな体験だし、たまにはいいよね、遠征楽しいよね!(*´∀`*)
私もまたイギリスに行きたい!(だが彼らは活動停止中)
●to-koさん
どうもありがとう!
ベックの神様(?)がベック自身をギフトとしてご用意くださったに違いないと思ったよ(←飛行機の窓からお空に感謝した人)。それくらい、誰かに感謝せずにはいられない最高の偶然でした。
ほんと大金ぶっとんだけど、それに十分見合う素晴らしい旅行だったよ。
to-koさんの遠征物語を知らなければ、多分行ってなかったんじゃないかと思います。
どうもありがとう!
Umm I’m sorry Ham but here it’s hard to understand what are you said… It’s too many Japanese language to me :( Can you tell me a few words in English what happened?
●To Komtanya
I can’t translate all sentences and don’t write the important thing.
To summarize…
I was waiting for the opening of the Beck show in the front row, but a storm came and the audience were all evacuated out of venue.
The show was awesome! Beck was so powerful and funny.
Australia was a very good place. :)
Thank Ham, I think show was good,I’m happy for you :)