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ロジャマニのインタビュー

rockerzine.com に掲載されたロジャーマニングのインタビューより

Rocker: Are you are still playing with Beck?
Roger: I continue to work with him, but it is at his discretion. Sometimes he calls the whole band in. Other times he says, “I’m gonna make this new album on my laptop.” When it comes to playing live with him, I really enjoy the touring we do. There is talk of some summer shows starting in May. He is in the middle of a new record.

Rocker: Are you involved?
Roger: Not yet. But if he wants keyboards I’m there. He could call me this afternoon and say, “I need you for five days next week.” Or not call me at all. I’m ready when he does.

要約して意訳すると、

『 Beck とは働き続けるよ。でも彼次第さ。バンドのみんなを呼ぶ時もあれば、「新しいアルバムはラップトップだけで作るから」と言う時もあるからね。彼とのツアーはすごい楽しい。5月から始まる夏のショーの話がいくつかあるんだ。彼は新しいアルバム制作のまっただ中さ。そのアルバムに僕の出番はまだない。だけど、彼がキーボードが欲しいともなれば僕はそこにいるよ。彼は今日の午後に電話で「来週の5日間、君が必要なんだよね」と僕を呼ぶこともできたんだ。ぜんぜん呼ばれないかもしれないけど。でも僕は準備できている。』

まず、Beck は新しいアルバム制作のまっただ中とのこと。知ってたけど側近からのお言葉ともなればリアリティーが増します。5月までに終わらせて〜! ギャー

そしてロジャマニさんの Beck への献身っぷりにグッとくるね。お呼びとあらば馳せ参じますぜ殿!(ロジャの方が4つ年上だが)

(記念に Gif を作ってみた)

続・カニエ騒動について

カニエ・ウエストがグラミー後の騒動について釈明してまーす。
(上の写真は Getty より)

詳しくはこちらの記事を参照。
 icon-arrow-right カニエ・ウェスト、グラミー騒動とテイラーとのコラボを語る
 icon-arrow-right テイラー・スウィフト、カニエ・ウェストに助言「ステージに上がるべきだった」

そのカニエのインタビューはこちら(音声とテキスト)
 icon-arrow-right Kanye Explains Grammy Controversy, Reveals Plans to Record With Taylor Swift

要約すると、乱入はやはりジョークだったと。受賞者のスピーチの時間が短くなっちゃうと悪いからステージまでは上がらなかったと。その後「Beck は芸術性をリスペクトすべきで賞はビヨンセに譲るべき」などのコメントしたことについては、レポーターからそれについてしゃべる場を与えられたかららしい。だからカニエ的なことを言わなければならなかったと。「芸術性をリスペクトすべき」は言葉の選び方を間違えた(はぁ?)。Beck は最もナイスなガイの一人で、最も尊敬されたアーティストの一人だ。Beck は芸術性をリスペクトしているし、Beck は悪くない。「グラミーは受賞すべきじゃないって思う人たちに賞を与えることがあると思う」いうことを言いたかっただけとのこと。

とのこと。アッソー

Amazon でも iTunes でも「Morning Phase」は売り上げランキングの上位にのぼり、「Beck を教えてくれてカニエありがとう!」と言ったコメントも多数。カニエ経済効果おそるべき。

カニエ騒動について

あまり面白くない話ですがちょろっと書いておきます。

騒動の概要はここらへんを読んで頂ければよいかと思います。
 icon-arrow-right BECKのカニエ乱入事件に対する反応が素晴らしい
 icon-arrow-right 「ベックはビヨンセに最優秀アルバム賞をあげるべき」と、カニエまた乱入。がベックも同意
 icon-arrow-right カニエ受賞スピーチ妨害するつもりだった

要するにカニエの乱入はセルフパロディではなく、マジで妨害しようとしていたと。(でもあの後カニエも笑ってたし、冗談にしか見えなかったけどなー)
「ベックは芸術性をリスペクトするべきで、彼はビヨンセに賞を渡すべきだった」と主張するカニエだけど、逆に Beck はカニエの行動を非難しないどころか、カニエがステージに上がってきたことを楽しみ、ビヨンセが獲るべきだったよねと答え、かつカニエを讃えています。安寧極めてます。無刀にして無敵です。こういった賞に関して全く無欲で、どんなミュージシャンにも敬意を払う Beck なら当然のお言葉です。(ふふん)

記事にあったBeckのインタビューが入った映像はこちら

これは記事にあったインタビューとは違うものだけど、受賞後のインタビューを貼っておきます。にこやかですとも。

 

このことは SNS やメディアで書き立てられ、揶揄った画像や、Beck とビヨンセの“芸術性”を比較したインフォグラフィックなど、くだらないポストが多数出回ったんだけど、こんな茶番に Beck が巻き込まれていることにすごい違和感を感じる…(Beck はそんな扱いをしてよい種類の人間ではないよね?)。カニエを揶揄するためだけの材料にされてる感もあって、ちょっと見るに耐えん。

そして JMJ のこのツイート

  どうか( Beck とビヨンセの)インフォグラフィックをやめてください。
  統計(売り上げとか弾ける楽器の数とか)でアーティストを比較することは、
  見当違いので幼稚なことだよ。もうおしまいにしよう。
  もっと重要なことがある。 ピース!

ほんとにそうだと思う。横滑りしすぎ。ピース!

カニエの発言は少しも理解できないけど、メディアが騒ぎすぎで、明らかに巻き添えをくった Beck とビヨンセと、彼の受賞を心から喜んだ関係者やファンがとても気の毒です(私も含め)。でももちろん Beck を擁護するポストもたくさんあり、レディガガさんも「Beck は天才よ。Beck を聴くべし」と言ってみたり、他にも Beck を賞賛するミュージシャンが何人もいたりして、逆に Beck の素晴らしい才能やお人柄を世に知らしめるよい機会にもなってたりするのが救いです。

Beck を知らない人がたくさんいるってことも分かった一連の騒動だけど、これが Beck を聴くきっかけになればそれに越したことはないと思う。そして彼らには、その芸術性の深さを発見し、パアァァ…!っとなって、アルバムを買いそろえていくという楽しみが待っているのだ。(後に彼らは “WhoIsBeck世代” と称されることになる)

(語った…!)

昨日のダイジェスト映像など

6秒くらいみれます。短い! でもかっこよし。

本日昼に放送した WOWOW のグラミー直前特番では、20秒くらい観れました。いずれにしろかっこよし。早く通してみたい!


そして本日は前夜祭的な「Pre-GRAMMY Gala」に夫婦揃って出席された Beck。

他の写真はこのへんで。おシューズのアップにぐっとくるね!

今日はリハーサルでした

今日はグラミー賞のリハーサルだったらしい Beck さん。前髪短めです。共演する Chris Martin も一緒です。このインスタを見ると、スモーキーがアコギを持ってますね。”Blue Moon” だったらマンドリンを持ってるはずなので、”Heart Is A Drum” をやるのかしら? いずれにしろたのしみー!
また、明日の Dylan コンサートには、Dead Sara の Emily Armstrong さん(”Heart Is A Drum”のビデオのレディ)がお手伝いする旨、インスタで伝えています。(上の写真は Gettyimages.com より)


Beck オフィシャルも伝えてましたが、「Mornin Phase」の楽曲を11組のミュージシャンがカバーした映像がまとめて公開されました。キャピトルが仕込んだことっぽい。
全11曲の再生リストを貼っておきます。

 

まだ全部聴いてないけど、とりあえず “Waking Light” はナイスでしたよ。