フェスなどで上映された Austin City Limits のドキュメンタリー映画「A SONG FOR YOU: The Austin City Limits Story」。Beck もちょろっと出演しています。以前、Kickstarter で完成と配給のための出資を募っていましたが、これに出資した方はおりますでしょうか? 出資したらこの映画の DVD をくれるというので、真面目で貪欲な私はほいほい出資し、最近ようやくその見返りが届きましたとさ。
映画の内容は、PBS の老舗音楽番組 Austin City Limits の歴史や思い出を、制作スタッフや出演者が当時の映像を交えながら語るドキュメンタリー。もちろん英語なのでなんとなくしか分かんなかったけど、それなりに楽しめました。ミュージシャンによってはコメントのみだったり、ライブ映像のみだったりしましたが、Beck はコメントとライブの両方の映像が入ってました。コメントは Pixies と Leonard Cohen と自分のパートでちょろっと。ライブは2014年に出演した時の “Where It’s At” をちょろっとです。他のミュージシャンにくらべ長めな方でした。全部で5分くらいかなー。
ミニツアー最終日の15日は、カリフォルニア州オークランド(Oakland)のにある The Fox Theater で行われました。この日のオープニングは、コメディアンの Alex Edelman です。珍しいね、前座にコメディアン。
セットリストは下記です。“Sissyneck”、“Jack-ass”、“Wave” は今ミニツアーでは初めてですね。
Devils Haircut
Black Tambourine
Think I’m In Love / I Feel Love Medley
The New Pollution
Qué Onda Guero
Soul Of A Man
Mixed Bizness
Go It Alone
Sissyneck
Jack-ass
Blackbird Chain
Heart Is A Drum
Wave
Lost Cause
Blue Moon
Loser
Sexx Laws
Girl
Where It’s At / Good Times / China Girl / Rock Lobster / Cars / One Foot In The Grave / High 5 (Rock the Catskills) Medley
Wow
Dreams
E-Pro
下は Alex Edelman の Instagram より。ドラムの Chris Coleman はいませんが、新バンドの面々が揃っています。正面から写真を撮ってるのがクリスなのかな?
さて先日11日はコロラド州モリソン(Morrison)にある Red Rocks Amphitheatre で単独公演が行われました。Preservation Hall Jazz Band がオープニングアクトを務めています。Red Rocks は最近だと2014年の8月にやってますね。岩と空に囲まれたものすごいロケーションです。一度行ってみたいなー。 (via westword.com)
冒頭で「I have a whole bunch of new songs I want to play you, … I can’t play them yet but I’ll play them next time. They’re coming soon I promise.(プレイしたい新曲はいっぱいあるけどまだできない。次の機会にやるよ。もうすぐ出るよ、約束する)」 とかなんとか言ってますハイ。そして最後に楽器をオフしてコーラスのみをしてくれるように頼み、一節を歌っています。歌声が岩から跳ね返るのを楽しんだそうな。素敵なシーンです。
Red Rocks Freestyle からの “Dreams”
“Dreams” の前にちょっとした即興(?)がありました。オーディエンスを4つに分けてそれぞれ異なる音階でコーラスさせ、それにのせて歌っています。即興にしてはちゃんと歌ってるので、何かの曲かしら? かっちょいいです。
アンコールで Preservation Hall Jazz Band が登場します。楽しいです。Charlie Gabriel さんが85歳(!)のお誕生日らしく、ハッピーバースデーを歌っています。じいさんと戯れる Beck。ドラムのソロが凄まじいです。みんなを一生懸命誘導してる Beck かわいい。そして最後はみんなで大団円。楽しかったね!
さて、9日はテルユライド(Telluride)で開催された Ride Festival にヘッドライナーとして出演しました。自然大盛りっすね。Instagram を見るに、皆さんゆるゆるでほのぼのした感じが漂ってきます。こういったアメリカの田舎の年齢層高めのゆるいフェスの雰囲気は好きだなー。
さて、このライブは音声のみのライブ配信がありました。事前にお伝えできず申し訳ない。私もライブ中に知って、途中から聴けました。特筆すべきことは、いつも中途半端なところで終わらしてた “Wow” を、ちゃんと後半部分までやってことぐらいかしら。あと、終盤の MC の中で「ニューアルバムはちょっとまだなんだよね」的なことを話し始め、「でもそのアルバムから New Song をやるよ」と言ったので、客は歓声、私は騒然。でも聴こえてきたのは “Dreams” のイントロでした。誰か Beck に “Dreams” はもう2年も前の曲だって教えてあげて!