最近の小ニュースまとめ

Scott Pilgrimのサントラが未発表曲を加えて再リリース

Edgar Wright 監督の「Scott Pilgrim vs. the World」(邦題「スコット・ピルグリム vs. 邪悪な元カレ軍団」) が公開から10周年だそうで、Edgar が撮影時の写真などを SNS にばんばん投稿していますが、どうやらサウンドトラックを再リリースするらしいです。

10年前なので知らない人のために軽く補足すると、この映画は漫画が原作で、スコットがラモーナと付き合うためにラモーナの邪悪な元カレたちをやっつける話です(適当だけど本当)。スコットは Sex Bob-omb というバンドのベーシストで、音楽がこの映画の重要な要素になっており、Nigel Godrich が音楽監督を務めています。そして Sex Bob-omb の曲は全て Beck がかいています。Beck の他に、Metric や Broken Social Scene、Cornelius などが楽曲を提供していますが、スコットとトッドのベース対決のシーンでは、JMJ と Jason Falkner が実際にベースを弾いていたりもします。

Beck はこの映画の話が来たとき、1〜2日で24曲をかきあげ、Edgar に送りつけています(Beck あるある)。そのうち公開されたのは5曲でしたが、今回再リリースするサントラには24分の Sex Bob-omb の未公開の曲が収録されるそうです(←ここが大事)。Beck がボーカルをとっているかは分かりません(←これも大事)。

ABKCO からリリースされます。発売日はまだ公表されていませんが、Edgar Wright が速攻教えてくれるでしょう。
 icon-arrow-right https://twitter.com/edgarwright

Beats 1 に出演

「Hyperspace(2020)」のリリースに伴い、おなじみ Apple のラジオ「Beats 1」に出演しました。Zane Lowe とのインタビューの断片がいくつか SNS にアップされています。

髪型ちょっと花輪くんっぽいよね(藤木くんでもいいけど)。

Apple Music に加入中ならフルで聴けたり見れたりするっぽいです。私は聴いたり見たりしてませんが、内容は、気に入りのプレイリストと NASA の話、David Bowie の話、Kanye West の話、Q-tip や Jack White(!)と作った未発表曲があるという話などとのこと。
あと、何? ロックダウン中に鼻を骨折したの? 映像見る限りいつも通りだけど…。Beck ちょくちょく怪我してるよね。気をつけて!

FUJI ROCK FESTIVAL’20 LIVE ON YOUTUBEで過去映像が公開予定

今年は開催を見合わせたフジロック・フェスティバルですが、Youtubeで3日間にわたり過去のライブ映像を公開するそうで、そのラインナップに Beck の名前がありました。
 icon-arrow-right https://www.youtube.com/fujirockfestival

Beck は2日目の22日。時間はまだ分からないし、何曲配信するのかも分かりません。2016年の映像かしら、2005年の映像かしら…(98年だったりして…)。私としては2005年が見たいなー。翌日にリピート配信があるみたいです。

以上です。
一番上の画像は全然関係ない拾った画像です。1994年かな。このブログの背景画像の左にある手のひらの絵の元ネタです(スマフォじゃ見えないけど)。

Hyperspace: A.I. Explorationが公開

「Hyperspace: A.I. Exploration」が公開されました。

これは Beck、NASA ジェット推進研究所(JPL)、人工知能アーキテクトの OSK のお三方がタッグを組んで製作されたビジュアル・アルバムです。「Hyperspase」の全曲に、太陽系の惑星などのデータに基づいてトレーニングされた人工知能が作った映像がついています。データがどうしてこんな映像になったのか全然わっかりませんが、素晴らしく美しい映像です。

特設サイトで公開中

特設 Web サイト hyperspace.beck.com で全映像を見ることができます。横スクロールで右に移動すると、太陽系の距離感と惑星のサイズを体感しながら、順に映像を見ることができます。各ビジュアルには参照資料とリンクも掲載されており、より突っ込んだ学習もできるってわけです。ただ、このサイトではビデオをフルスクリーンで見ることができないので、モニターで映像を堪能するなら Youtube へゴーです。Youtube には再生リストがあるので曲順に連続して見ることができます。広告はうざいですが。

また、Youtube には「Hyperspace」全曲の他、“I Am The Cosmos (42420)” と “Dark Places (Soundscape)” の2曲が存在します。“I Am The Cosmos” は以前 Instagram のストーリーで公開した音源すね。「42420」は録音した日付でしょう。“Dark Places (Soundscape)” は蔵出し音源ですね。この企画ではこれが唯一の初公開音源です。

特別盤やスペシャルグッズも販売しまっせ

https://hyperspacestore.beck.com

「Hyperspace(2020)」という、言ってみりゃ「Hyperspace」のデラックス版みたいなやつがリリースされました。基本の曲は変わりませんが、“Die Waiting”、“See Through”、“Hyperspace”、“Star”の4曲が新しいミックスになっています(大きな変化はないけど)。また、“I Am The Cosmos” と “Dark Places (Soundscape)” も入っています。

Hyperspace2020 リミテッド・エディション LP
 50ドル。発送は12月4日以降。ホログラフィックなジャケット、24ページのヴィジュアル・ブックレット付き。

Hyperspace2020 ピクチャー・ディスク
 25ドル。発送は1月29日以降。盤に Beck の画像が印刷されてる感じ。スリーブは透明です。

Tシャツ3種
 半袖は33.5ドル、長袖は43.5ドル。発送は9月30日以降。

ナルゲンボトル
 28.5ドル。発送は9月30日以降。32オンスだから大体1リットル弱。

ブランケット(!)
 123.5ドル(たかっ)。発送は9月30日以降。サイズは約130×150cm。素材は不明。

Hyperspace2020 デジタルアルバム
 12.99ドル。US オンリーです。

 
グッズを買えばデジタルがついてくるらしいですが、ダウンロードができるのは US のお客のみらしいです。ちぇっ!

送料は「まとめて発送」と「順次発送」で変わります。レコード2種を買った場合は「まとめて」だと28.08ドル、「順次」だと33.08ドルでしたよ。

ちなみに、「Hyperspace(2020)」はサブスクでもすでに配信されています。iTunesでも売ってます。

 
 
………そんな感じかな?
ビジュアルはどれも不思議で美しかったけど、特に BLACK HOLES(Dark Places)と STARS+GALAXIES(Star)がすごかったなー。「EPで出すかも」とかなんとか言ってた未発表曲もあったらなお良かったのに!

Hyperspace: A.I. Explorationのトレーラーが公開!

姉さんニュースです!

久しぶりの活きのいいニュースです。まずはこちらを…

は? NASA !?!?

Beck 先生、どうやら NASA とコラボするようで、そのトレーラーが JP で9日の1時に公開されました。

特設ページもできました。カウントダウンしています。
http://hyperspace.beck.com

“Hyperspace: A.I. Exploration” と題されたそれは、US で8月12日(JPで13日)にお披露目されるようです。時間はカウントダウンだとJP時間の朝8時ですが、Facebook には PDS(米国太平洋夏時間)で12日9時、つまり JP で13日1時からになってるんですよね。
…ま、そのうちわかるでしょう。

(更新)カウントダウンも13日1時を示しました。

しかし NASA とはまたでっかくきたね。サウンドとビジュアルがインタラクティブなやつかしら。近日公開なのが素晴らしいです。楽しみ!

最近の小ニュースまとめ

SiriusXM の Coldplay Radio でゲストDJとして出演

SiriusXM(アメリカ衛星ラジオ)が企画しているミュージックチャンネルに「Coldplay Radio」が登場。Coldplay のライブ音源やゲストDJによる選曲などを放送していますが、Beck がそのゲスト DJ として出演し、気に入りの Coldplay の楽曲を選曲/紹介しているようです。SiriusXM は日本では聴けないのでスルーしてましたが、Coldplay 公式が1分くらいの音声を公開しました(ので貼っておきます)。何を選曲したかは分かりまへん。以前、同局の David Bowie 特集でもゲスト DJ してましたね。

“Saw Lightning (freestyle)” の別バージョンを発見

Night Running ツアーを一緒に回っていたフォトグラファーの Mikai Karl さんの Vimeo にありました。最初に “Devil Got My Woman” をちょろっとやってます。既出バージョンはこちら

 

Khruangbin による “No Distraction” のリミックスが公開

今更ですが、Khruangbin による “No Distraction” のリミックスが日本でも聴けるようになってます。この7インチ(もう片面は St. Vincent による “Uneventful Days” のリミックス)は10月24日の Record Store Day で発売予定。

 


Beck が暮らすロサンゼルスは感染者数が増えており、外出禁止令は出ていないものの、状況はロックダウン時に逆戻りしつつあるようです。レストランとかは野外営業ならOKのようですが、必要不可欠の業務を行わないオフィスやショップは営業を停止。マスクは義務化、学校はオンライン、美術館や映画館、バーやライブハウスは営業停止です。レコーディングスタジオはどうかというと、例えば Beck 御用達の Sunset Sound や Capitol Studios は普通にオープンしてるみたいです(いいんだ)。

「そろそろ何か…」とも思いますが、この状況下で創作活動ができるかできないかは人それぞれでしょう。Beck が何かを作っている片鱗はないか、Instagram に映るサングラスを凝視しながら、ひょっこりと良いニュースが届くのをまんじりと待っています。

私が選んだBeckのベストソング30

Beck 生誕50年祭りとして、私が選んだ「Beck のベストソング30」のリストを発表します。ガーディアン紙の「Beck’s greatest songs – ranked!」のまねです。順位付けは適当です(コメントも)。きっと明日には違うことを言っているかもしれないし、些細なことで簡単に変動するでしょう。なにせ本当にたくさんの素晴らしい曲があるのですから…!

皆さんのリストも知りたい! 10曲で良いのでぜひコメント欄に投稿してください。曲名のリストだけでも構いませんから!
(日本語をひと言入れてください。英語だけだとスパム扱いになるので! メアドはなくても大丈夫です)

Ham 選、Beck のベストソング30

30 Heart Is A Drum

うっすら寂しくも温かな曲。逆回転と飛び道具的な音、アコギ、ロジャマニのピアノ、まろやかなBeckの声が揃えばいい曲にならないわけがない。

29 Side Of The Road

孤独すぎる名曲。アコギと声でここまで聴かせる Beck よ。「道端で過ぎてゆくに任せよう、そんな僕に友は何が言える?」って何も言えねー!(泣)

28 You Can Be So Careless

またの名を “Burn”。初期の名曲(って思ってるのは私だけ?)。ハーモニカが泣ける。出張で電車に乗ってる時にシャッフルで流れてきて社畜だった私の心を震わせた曲。

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