世界が新型コロナ野郎に翻弄された2020年。ライブやフェスが軒並み中止されるという、音楽関係者にとっても苦難の年になりました。もちろん Beck の Hyperspace ツアーも中止。LA はロックダウンになり、レコーディングもままならない事態になりました。
そんな中、「ミュージシャンが自宅から配信」ってやつが流行りましたね。
Beck も Tom Petty や Daniel Johnston などのカバーや、自分の古い曲などをアコースティックでプレイし配信しました。
ビッグリリースは、NASA とタッグを組んだビジュアル・アルバム「Hyperspace: A.I. Exploration」および「Hyperspace(2020)」すね。未公開曲はないに等しく、レコード発売も来年に延期になったので、個人的に盛り上がりの欠けるリリースでした。映像はよかったけど。
あとは St. Vincent と Khruangbin によるリミックス7インチと、Gorillaz とのコラボ曲 “The Valley of the Pagans” のリリースがありました。オリジナルの新曲は1曲もなかったね~
コロナがなければ Beck は今年、どういう予定だったのか…。「Hyperspace」に入らなかった曲を EP で出す計画はあたりまえのように有言不実行のままだし、インスタのストーリーでちら見せした Alan Parsons Project のカバーのレコーディング音源はいったいなんだったのか…。(言い出したらきりがない⭐︎)
何はともあれ、来年はもうちょっとましな世界になっていることを願います。
今年はなんだかあまり有意義なことが書けなかった気がするなぁ。ここ近年で一番 Beck が遠い一年だったようにも思う(ほとんどサングラスだったし)。
それでも繁く通ってくださった方々、どうもありがとうございました。
みなさんが良いお年を迎えられますように。
健康と安寧を。ゴーン