…さて、まとめます。長いです。
日本時間で2日1時すぎ、Beck が「WOW / JUNE 2 @ NOON EDT」のアナウンスとともに、新曲である “WOW” の断片をInstagram にアップしました。それに続き Instagram のアーティストらが “WOW” からインスパイアされた各自の表現を #beckWOW のハッシュタグつきでポスト、それを Beck がリグラムしまくり、なんやかんやで計20点のインスタ作品が並びました。beck.com も特設サイト込みでリニューアルされました。人気インスタグラマーの半端ない数のフォロワーを対象にしたこのプロモーション。やるね〜!
https://www.instagram.com/p/BGHskQkDlw4/
翌日、私もお誘いを受け、仕事そっちのけで作ってみました。(フォロワー少なくてゴメン…)
そんでもって翌3日1時、予告どおり “WOW” がオフィシャルサイトやラジオで公開/発売されました(オフィシャルストアでハイレゾ も売ってる!)。数カ所のラジオ局では Beck のインタビューを放送(たぶん全部収録)、いろいろ話しています。アーカイブが聴けるので貼付けときます。まだあるかもしれないけどとりあえず見つけた分だけ。
下2つの KROQ のやつはテキスト もあります。
また、NMEにインタビュー が載ってます。
RO69 が Beck の発言をいくつか日本語化してくれました。
icon-arrow-right ベックの新曲 “Wow” がめちゃくちゃ良い〜。新曲、テイラー、ボウイ、チャンス・ザ・ラッパーについて最新インタヴューで語る
● “WOW” について。
「この曲は、この1、2年くらいかけて作った曲なんだ。ライヴや、ツアーすること、ライヴでのエネルギーや興奮を思い出して、それを祝福しようと思ったんだ」
「『オディレイ』や『ミッドナイト・ヴァルチャーズ』にも似た雰囲気があるけど、それだけじゃなくて、この曲として確固としたアイデンティティーをしっかりと確立したかった。だから時間がかかったんだ」
「この曲で“今”の空気感を反映しているつもりだ」
ですって。確かにライブっぽいのりですね。
●子供達が “Wow” を好きだったことについて。
「実はこの曲を書いたことを忘れていたんだ。だけど僕の子供達が、これまでそんなこと一度も言ったことがないのに、この曲が気に入って絶対に発売したほうがいいと言ったんだ。僕はもう長年この曲に取り組んでいたから、良い曲なのかどうかも良く分からなくてレコード会社に提出してみたら、すごく良いということになって発表することになったんだ」
子供たちのダンスパーティーで人気の曲だったらしい。キッズよ、もっと言ってあげて! What a Beautiful Day〜 はコジモの声かしら?
リリックビデオも公開されました。ディレクターは Jimmy Turrell 。
VIDEO
すごくよい。リリックビデオって適当なのが多いので侮っていたけど、これは完成度高いですね。その Jimmy Turrell のインタビューがあります。
icon-arrow-right Jimmy Turrell on his surrealist animated collage video for new Beck single, Wow
それによると、Jimmy は当初 Beck の以前のプロジェクトに起用されたけど結局実現しなかったそうで、今回 “Wow” のために Beck から電話をもらったそうです。最初はアートワークだけだったけど、作品をみた Beck からアニメーション化を頼まれたそう。製作期間は8日間だって! 超ムチャぶり。ムチャぶりされてぇ〜!
広報にもプレスリリースが載り、ニューアルバムについてもアナウンスされました! それによると、ニューアルバムは10月21日 とのこと! もっと早いかと思ってたので「あ”!?」と思ったけど、日付けが出たのでまあ一安心です。
icon-arrow-right nastylittleman.com
ニューアルバムについてまとめると、
・すでに完成しているがタイトルはまだ未定
・12曲入りで “Dreams” と “WOW” が収録(ただ Beck が言ってたことなので怪しい)
・プロデューサーは Greg Kurstin
ですが、まだ先のことなので変更も多いにありえます。
上の写真は新しいプレス写真です。最近のプレス写真の中では一番かっちょいいと思うよ私は。アゴはやっぱ引いた方がいいよ。フォトグラファーはお馴染み Lauren Dukoff 。
…そんな感じですかね? いや〜 怒濤の2日間でした。たった1曲のことなのにねー。何か逃していることがあったらすみません。
“Wow” は好きです! 紛うことなき Beck 流のアッパーソング! 昨今の流れを取り入れるだけじゃなく、Beck の音楽以外の何者でもないものに落とし込むのはホント流石です。フジロックで聴けたら楽しいだろうな〜と思うが、果たしてこの高い声と低い声が出せるのか! これから始まるツアーの注目どころです。(結局明日の Governors Ball は Web 配信あるのないの?)
曲もいいし、ビデオもいいし(ジャケットはちょっとアレだけど)、プレス写真もかっちょいいし、ニューアルバムのアナウンスもあったし、満足満足〜